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INTERVIEW

インタビュー

【社員Cross Talk】「文系・理系は関係ない」Pictoriaのエンジニア2人が、互いの印象から最新AI技術まで色々語ってみた!

2024.07.10
eyecatch

現在、Pictoriaでエンジニアを務める阿部さんと大和さん。
今回はお二人に対談してもらい、仕事やエンタメへの考え方を深く語っていただきました。

▷社員プロフィール

  • 阿部(写真右)

2023年入社。前職では保育業界のSaaSでエンジニアをする傍ら、個人でVTuber運営・AITuber運営を経験。「エンタメを本気でやりたい!」という思いからPictoriaに参画。現在はエンジニアのほか、プログラマー、企画なども幅広く担当している。


  • 大和(写真左)

2023年にインターンとして、2024年4月に社員として参画。大学・大学院にて複雑系・人工生命を専攻し、現在博士5年でPictoriaに在職する社会人学生。エンジニアとして環境整備、LLM(大規模言語モデル)の調査、「てぇてぇ」の定式化などを担当している。


▷阿部さん・大和さんの個人インタビュー記事はこちら!

阿部さん
https://www.pictoria.co.jp/interview/o08vq2po77h
大和さん
https://www.pictoria.co.jp/interview/b56stt5qi

ーーお二人は普段どういった間柄でお仕事をされているんでしょうか?

阿部:間柄か。社員としての在籍期間は自分の方が長いのですが、AI技術面での専門性は大和さんの方が高いと思っています。だから、僕から大和さんに何かをお願いすることが多いですね。二人とも技術に対するアンテナは高いので、社内チャットツールを使って最新技術のニュースを共有したり意見交換したり、というのはよくやっていますね。

大和:社内チャットでは、興味深い内容がたくさん流れてきますよね。阿部さん含め、技術の動向に注目している人たちが多い会社だなと感じます。

ーーなるほど、技術について日々活発にやりとりされていることがよく伝わります。さて、続いてお二人のバックグラウンドについてですが、阿部さんは文系出身、大和さんは理系出身ということで、お互いの目の付け所や考え方の違いについて教えていただけますか。

大和:阿部さんと昨日飲んだ時に感じたことなんですが。何かコンテンツについてカジュアルに語りあう際、自分は深く考えを巡らせて言語化するまでをセットで行うことが多いんですが、阿部さんの場合は具体的なアイデアを次々に出していたのが印象的でしたね。

阿部:そうですね、僕はとにかく広く浅く具体的なアイデアを出すのが得意だし、大和さんは抽象的な面を深く考えるのが得意だなって。

大和:でもこれって文系・理系はあんまり関係ないような気もします。その人がそれまで、コンテンツに対してどれくらいの深度で考えてきたかというだけの違いだし。




ーー考え方の違いが見えてきましたね。続いての質問ですが、お二人が最近注目しているAI関連のニュースはありますか?

阿部:特定のニュースという訳ではないんですが、個人の方でも新しいAIのモデルを作るというケースが少しずつ増えてきていて、注目しているところですね。ユーザーコミュニティが盛り上がっていると尚更気になって、自分でも触ってみることが多いです。

大和:最近のニュースではないんですけど、数学オリンピックで出題されるような高度な数学の問題を解けるAIが出てきたことですね。推論エンジンをAIが制御しながら問題を解く、というスタイルで。これってAI自体が本質的に記号的推論ができなくても、人類最高峰レベルの推論はできちゃうかもしれないってことじゃないですか。そもそも今のAIの文章は人が書いたのか見分けることが難しいですし。ここまでくると、結局AI、というか知性とは何が大事なんだっけ?と思ったり。ここ半年で、AIに対する自分の見方は結構コロコロ変わったと思います。

阿部:自分はあまり考え方が変わらないですね。もちろん最新技術を追って認識を改めることは多いですが、最終的にAIを使ってやりたいことが実現できればなんでもアリだという思いは一貫しています。

大和:「実現できるかどうか」という視点に立ってみると、企業個人問わずある程度強いLLMが次から次へのように出て来るようになったおかげか、できることの幅は本当に広がったように感じますね。

ーーちなみに、PictoriaのローカルLLMについて思うことを教えていただけますか?
(※2024年5月、PictoriaはMac Studioを導入。ローカルLLMの研究と実装を加速している。)




阿部:実は、ローカルLLMを動かす経験自体はPictoriaにはあったんです。その時のノウハウを活かしつつ、Mac Studioでより本格的な運用ができるように進めているところです。外部サービスに依存しないので長期的なコストは抑えられて、安心してガンガン使うことができます。ただ正直、結構思い切った買い物だな!とも思いました。

大和:ですね。家庭用PCとは比べ物にならないくらいの値段です。でもこの買い物は、キャラクターの発言内容に強いこだわりを持っていて、より良いキャラクター作りをガッツリ極めたいという企業の意志の表れでもありますよね。競合がいる中で生き残っていくための選択だと思うと、納得できてしまう。そもそも、自社で仕組みを完結させようという取り組みにも非常に重要な意味があります。

阿部:ようやくスタートラインに立った感じ。これまで使用できなかったようなツールを連携させたり、どんどん実験したりできるというのは、いちAI企業としては強いですよね。





ーー続いて、Pictoriaの面白いところについて教えてください!

大和:これは個別インタビューでもお話ししたんですが、少人数ながらも多様なバックグラウンドの人たちが集まっている点は面白いですね。

阿部:特にエンジニア陣は前職や経歴もさまざまです。あとは、オタクならではの会話をガンガンできるというのは特徴的ですね。
※Pictoriaの社内チャットでは、好きなコンテンツを共有したり考察を深めたりするチャンネルが立っており、毎日活発に更新されている。スタンプを使ってのやり取りもカジュアルに行われている。

ーーでは最後に、エントリーを希望している方に一言お願いします!

阿部:エンタメに熱意があって、面白いことをやりたい人には合う会社だと思います。ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!

大和:他のAI企業だと「役に立つAIを作る」「サービスを作る」が主な目的なんですが、Pictoriaの場合は魅力的なAIキャラクターを作ってエンタメを創出することに重きを置いています。この考えに共感できる人と一緒に働ければと思います!

ーーありがとうございました!


Pictoriaでは一緒に働く仲間を募集しています。

興味を持っていただいた方は、ぜひ下記よりエントリーください!

https://open.talentio.com/r/1/c/pictoria/homes/4065